2020/7〜
Client: ファブラボ太宰府, 城島正樹さん
Technologies: AR, Photogrammetry, Monocle SS,
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スチームパンクデジタルは、ファブラボ太宰府と城島正樹さんと協力して、佐賀県の郷土人形である、白石皿山人形の復刻プロジェクトを試みました。
このプロジェクトの目的は、作り手が途絶え、わずかしか残っていない白石皿山人形をたくさん作り、日常に溶け込ませることによって、人形が変わらず人々に愛してもらえるはずと信じる城島さんの想いから企画されました。
スチームパンクデジタルは、白石皿山人形の3Dスキャンと拡張現実(AR)化を担当しました。
スチームパンクデジタルは、Sony製の一眼レフカメラとフォトグラメトリの技術を使用し、白石皿山人形を3D化するためにスキャンしました。
フォトグラメトリ時には、人形の色やサイズの正確性を保つために、カラーチャートと基準マーカーを使用します。
スキャン後は3Dスキャンした写真データをパソコンに取り込み、写真からソフトウェア上で3Dモデルを作成します。
生成された3Dモデルは、高品質を保ちつつ、デバイス上でデータを簡単に扱えるように、3Dメッシュを綺麗にしたり、ポリゴンを削除する作業が必要となります。
作成した3Dモデルデータはファブラボ太宰府に送り、3Dプリンターでモデルをプリントをしてもらいました。
3Dモデルは高品質で職人の手技がそのまま反映されてプリントされました。
これにより、色の着色を完成させれば量産することが可能となりました。
また、拡張現実(AR)用にUSDZファイルも準備したため、iPhoneやiPadのデバイス上でも実物大の白石皿山人形を、現実世界に表示することができます。
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